2009年1月18日日曜日

エスカレートするドしろーと娘 138

エスカレートするドしろーと娘 138(サンプル視聴あり)

快晴の空の下で、はしゃいでいたはずの僕と梨瀬に、突然の夕立が襲いかかった。
「あの木の下だ!」
僕は石畳を蹴って、この公園の木の下に急いだ。
木の陰に着き振りかえる。
僕が元いた場所には、梨瀬がまだ立っていた。
白いTシャツと茶色のホットパンツに包まれた19歳の健康的な肉体が雨に濡れている。
(元カノとはいえ、いい女だ・・・)
そのように欲情しながらも僕は平静をよそおった。
「のろま!はやく来いよ」
そういって、僕は梨瀬が来るまで、そばにあったベンチのほこりを払ってやっていた。
「サンキュー!」
夕立に似合わない明るい声とともに、梨瀬はベンチに腰掛けた。
その健康的なヒップと太ももは雨に濡れても眩しかった。
でも、何故か一瞬、太ももから流れようとする滴が涙のように思えた。



                 <つづく>

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