学園天国 ~第二章~(サンプル視聴あり)
すっかり日がくれかけた教室。冬の5時は暗い。
薄暗い二年一組の教室に、不釣合いな明るい声だけが響く。
僕の担任の上杉美空だ。
長い流れるような髪と優雅に組まれた前肢、左手の
白い指は何故かシャツの開襟にそえられている。その指のすぐ
上には、僕を心配そうにみつめている大きな瞳がある。
高三の進路決定が未定なのだ。いろいろ相談に乗ってくれるのだが、
僕が心の中で思っていたのは邪魔な衣服を剥がされた裸体だった。
「○○君!聞いてるの?」
先生の声で我に返った。
なぜか、薄笑いを浮かべている美しい顔がそこにはあった。
頭が真っ白になった。
いつのまにか、立ち上がり細い両手首をつかんでいる
灰色のスーツも首元までガードされた白いシャツも邪魔だ。
腕を押し広げ、シャツとブラを引きちぎった。
ガードされていたその肌は、なにものよりも白く、純白の毛布のようであった。
(すげぇ……)
手を伸ばして揉みあげる。
「あんっ……」
ビクッと体を震わせて、今まで聞いた事のない様な甘い声を上げた。
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